ストーリー

ここは、海辺の寂れた港町、白星町(しらほしちょう)。

この町で暮らす女子高生・リアス(石丸椎菜)は、海の家を営む父親・ビリー(宮川浩)からの愛情を目一杯受けて育ってきた。


ある日、恋人レオ(上條駿)とのデートの余韻に浮かれていたリアスは、
夜の遊泳禁止区域の浜辺にうっかり迷い込んでしまう。そこで親友の茂手子(やまくろなな)・後輩の竹田(あべみずほ)が見つけたのは、巨大なエビの入った鍋。

「白星水族館から大きなオマールエビが脱走した!」
というラジオの情報が頭をよぎった矢先、
遠くから聞こえるパトカーのサイレン。もしこの鍋にいるのが、白星町の観光大使「オマールエビのマルちゃん」だとしたら、犯人は私たち?!動揺するリアスの前に現れたのは、貝盗団 CAT'S AMAだった。


そんな絶体絶命のピンチに、CAT'S AMAのリーダー美岬(今泉りえ)が咄嗟についた言い訳は、
「相撲の稽古中よ!」

ピッタリとしたウエットスーツ、土俵のような砂浜、ほとばしる汗──駆けつけた白星署の警察官・外海(宇部洋之)たちの目には、彼女たちが女力士そのものに見えた。

 

その夜、帰宅したリアスがCAT'S AMAのことをビリーに話すが、危険な目に合わせたくないビリーは怒ってしまい、ふたりは喧嘩をしてしまう。自分たちを救ってくれたCAT'S AMAのためにも、大好きな浜辺を守るためにも、嘘から始まった相撲をやってみせると意気込むリアス。

 

その後、変装したビリーによる熱血指導で見違えるように上達したリアスたちは、いよいよ浜辺を守る大事な一戦を迎える。